エドガー・ケイシーの予言 若き日のケイシー

2011.10.09

若き日のエドガー・ケイシー

前回の記事と同じくyoutubeにアップされている古いテレビ番組の動画より紹介

エドガー・ケイシー2
http://www.youtube.com/watch?v=uCJYM9iWYuY&feature=related

アメリカ合衆国の中央部に位置するケンタッキー州ホプキンスビル。1877年3月18日、この街外れの家で農場を経営している父レスリー、母キャリーのあいだにはじめての男の子として生まれている。豊かな自然に包まれ、幼い頃のケイシーの思い出は夢のように輝いていたが、唯一つ忘れられない衝撃的な出来事があった。

それは、ケイシーが4歳のとき祖父のトーマスと馬に乗っているときであった。祖父のトーマスは馬に水をやるため幼いケイシーを一度馬から降ろし、再び馬に乗ろうとあぶみに足をかけたところ、突然馬が暴れだしたのである。馬から落ちた祖父の体はもう動くことはなかった。

祖父が死んでまもなく、さらにケイシーの一家に不運が重なる。父のレスリーが農場の経営に失敗。一家は住んでいる家まで担保に取られてしまうのである。父親の経営の失敗から農場を失ったケイシー一家はホプキンスビルに移り住むようになる。こうしてケイシーは街の小学校に通うようになる。だが、農場育ちのケイシーには街の学校は馴染めなかった。

授業中はいつも窓から外を眺めては農場のことを思い出し、ぼんやりしているところを毎日のように先生に叱られた。ケイシーはいわゆる落ちこぼれの生徒だった。ケイシーは学校の本には何一つ夢中になれなかったが、唯一つ夢中になれる本があった。聖書である。聖書を読むときだけそれが頭に入るのを感じた。「牧師になりたい」それが幼いケイシーの夢だった。

そんなある日、ケイシーは大失態をする。どういうわけかその日はいつも以上に学校でぼうっとしてしまい、先生が黒板にcabinという字を綴るように言っても、その簡単なcabinという単語が綴れなかったのである。ケイシーは教室中の笑いものになる。

先生が家に知らせていたおかげで帰ると父が待ち構えていた。こうして食事の後、父レスリーの発案で2人は書き取りのテストを始める。だがその書き取りのテストは最初から最悪のものであった。ケイシーはあせったが、綴りが全く頭に浮かんでこなかったのである。長い夜だった。だが父が何度テストしてもケイシーは間違い続けた。

ケイシーがあまり間違えるのでかんしゃくを起こした父はケイシーに平手打ちを加える始末だった。気まずい雰囲気の中で時だけが流れていった。10時を過ぎた頃だろうか。2人は少し休もうということになり、父は部屋をでて行き、ケイシーは綴りの書かれた本を枕に眠り込んでいる。

しばらくして父が部屋に戻り、2人は再び書き取りテストを始めた。不思議なことが起こったのはそんなときだった。なんとケイシーは今まで書けなかった単語が書けるようになっていたのである。しかも、本に書かれている単語ならどんな難しい綴りの単語も挿絵さえ頭に浮かんだのである。

エドガー・ケイシーの息子(談)「本を枕に少し眠ると中身が全て頭の中に入っていたそうです。それから毎晩父は本を枕に眠るようになり、学校の成績はどんどんよくなったそうです。

その頃、雑貨商を始めた父にとってケイシーの不思議な力は自慢のタネとなった。父は店の客に自慢し、祖母のサラにその話をするのを咎められている。祖母のサラには咎める理由があった。実は死んだ祖父のトーマスにも同じような不思議な力がある。祖父からその話をするのを止められていたのである。

ケイシーの親戚(談)「ケイシーの祖父のトーマスには、その年の天候を当てたり、井戸を掘るために地下の水脈を見つけだすといった不思議な力があったそうです。」

祖母のサラは、ケイシーの不思議な力の話を聞くたびに、孫のケイシーのことを心配し、よく祖父のトーマスの言葉をケイシーに話して聞かせたという。「お前の不思議な力はおじいさんから受けたのかもしれない。でもおじいさんはいつもこう言っていたよ。全てのものは神から来ているんだ。人より頭が良くてお金を稼ぐ人も、美しい歌を歌う人もいる。自分は農夫として作物を育てるよう神がなさったのだ。主は言われた・・我々の前には良いことと悪いことが用意されていてそのどちらかを選ぶのだと。もし人を面白がらせるために不思議な力を使ったとしたら、それは悪いほうを選んだことになるんだ。」

こう祖母のサラがケイシーに話してくれた祖父トーマスの言葉は生涯ケイシーの頭から離れることはなかった。