ヒトラーの予言

2011.07.27

ヒトラーの予言

「1999年以後―ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図」は1988年に発売された五島勉氏の著作である。内容に関しては大震災以来脚光を浴びてきた。ただし、amazonで調べても新品は販売されていないので絶版になっているのであろう。


1999年以後―ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図 (ノン・ブック)

しかし、幸いにもその内容がまとめてあるサイトがあった。(http://hexagon.inri.client.jp/floorB1F_hss/b1fha400.html

内容について要約してみる。
まず最初には、三島由紀夫氏が五島勉氏に語った言葉が記載されてるようだ。彼の言葉によれば、「ヒトラーは人類が結局どうなるかっていう秘密を知っていた」という。また同時に「人類の超古代文明全体に関するヒント」「人間の死後と転生」を語ったという。

さて、ヒトラーが知っていた秘密、未来の姿とは次のとおりだ。
これらは「ヒトラーの究極予言」と呼ばれている。

  • 支配者と被支配者の二極化が進む
  • 1989年以後、人類には宇宙からのかつてない大破局が近づく。
  • 気候も2つに別れ大干ばつと大洪水、熱と冷気が代わる代わる人類を襲う。
  • その中から「超人」が現れ、世界や気候を、人間や戦争を治めることになる。
  • 人類は、2039年1月、地球からいなくなっている。
    (人類以外のものに「進化」または「退化」している)
  • 進化したものは「神人」と呼んで構わない。

ヒトラーがこの予言の力の源泉はどこから来るのか?
ヒトラー自身が語った言葉によれば、それはある男が教えてくれるという。
「あいつだ、あいつが来た。また私に未来を教えに来たのだ。そこにいる、そこだ!」 
あらぬ方を指さしてそのようなことを絶叫することもあったという。
そして「あいつ」はついにヒトラーの体の中にまで棲みつくことになった。

ヒトラーが予言した具体的なことについても書かれている。
これらは「ヒトラーの山荘予言」と呼ばれている。

  • ロケットまたはミサイルの出現を予言
  • コンピューターやロボットの出現を予言
  • 「国民車(フォルクスワーゲン)」と「アウトバーン」出現の予言
  • 宇宙旅行・月探検を予言
  • 同盟国日本の参戦に関する予言
  • 原子爆弾に関する予言
  • ソ連とゴルバチョフ書記長に関する予言
  • 東方が巨大な実験の場になる
(ヒトラーの予言に対する個人的感想)
この本の内容はかなり深い。特に「究極予言」の世界観が現在の日本の姿、世界の姿が重ね合わさってくる気がするのは私だけだろうか?東方=日本が巨大な「核」の実験場となり人類はいなくなる。そしてその放射能により進化したものと退化したものにわかれていくのではという推測も出来るのだ。五島氏の解釈どおりかどうかは別にしても、少なくとも20年以上前の1988年に書かれたかなり特異な内容のことが現在をあらわしてるかに見えることに驚愕する。もちろんその特異性から単なる戯言と捨て去ることも出来るのだが、人類はいなくなり「超人」「神人」が現れるとまるで夢物語のようなことを言い切っているところから「お金儲け」「愉快犯」を目的とする予言の範疇には入らないように思う。
となると、残りの予言の理由としては超能力と呼ばれる類のものか、あるいは陰謀論によるもののどちらかとなる。キーとなる言葉、予言の源泉「あいつ」とは何なのか?ヒトラーの感じた超常現象であろうか?それとも陰謀を企む組織の語る言葉をそのまま伝えたのであろうか?謎は深まる。

予断だが、この「あいつ」の話は浦沢直樹氏の連載中のマンガ「ビリーバット」を思い起こさせる。浦沢氏も何か知ってるのだろうか?



ヒトラーの予言の評価
説得力★★★★
陰謀的★★★★★
お金儲け的★★
名声狙い・愉快犯的

※この評価は個人的な感想です。